2021年モデルとしてフルモデルチェンジしました「エモンダ」ですが、選べるカラーが一部変わりまして、2022年モデルとなりました。
エモンダSLR ディスク
エモンダは「削ぎ落とす」という意味で、「軽量」をコンセプトに設計されたバイクです。そして今回のNEWエモンダは、登坂で最も速いバイクとなるよう設計されました。
今までの「エモンダ」は非常に軽く、組み合わせるパーツを変えるとUCI規定の6.8kgを簡単に下回る事ができるほどでした。
NEWエモンダは、このことから軽さの追求以外で「最速バイク」を目指すべく「エアロ化」に着手しました。しかし、エアロフレーム形状にするとどうしても重量が増えてしまう。そこでトレックでは、フレーム素材を一から開発し、軽量で最速なバイクが完成しました。
「エモンダSLR ディスク」は、登り・下り・平坦と全てのシチュエーションで速い、トレック史上最強のバイクに仕上がっています。
OCLV800カーボン
トレックでは、今回フレーム素材を一から開発し、数年の時間を要して「OCLV800カーボン」が誕生しました。
「OCLV800カーボン」はこれまでのカーボン素材に比べ30%強度が上がりました。そして、素材の量を減らすことにより、「エモンダSLR ディスク」のフレーム重量は、エアロフレームながら700gを切る!という超軽量に仕上がっています。
エアロチューブ形状
開発に長い時間をかけ、フレームも50回もデザインして誕生した、今回の「エモンダ」の目玉ともいえるKVF(カムテールバーチャルフォイル)エアロチューブ形状!ヘッドチューブ・ダウンチューブ・シートチューブ・シートステーに用い、重量と空力性能の完璧なバランスを実現しました。
アイオロスRSLカーボンエアロバー/ステム
エモンダと同時開発された「アイオロスRSLカーボンエアロバー/ステム」が標準装備となっています。(通常のバー・ステムも取付できます。)
「アイオロスRSLカーボンエアロバー/ステム」は、風洞実験にて一定スピードを保つための出力を7ワット削減しています。
そして重量は、幅400㎜ステム90㎜のサイズで281gと超軽量です!
ケーブルは中通しでなく、
シートマストキャップ
今までのエモンダで定評のシートマストキャップ方式の採用となっています。
シートチューブのしなりを最大限引き出せるうえ、シートマストキャップ自体もカーボンとなっていますので、縦方向の振動吸収が格段に良くなります。さらに、シートマストキャップ方式は、フレームのシートチューブが延長されているので剛性が高く、フレームと重なる部分が少なくなるので、バイク全体の軽量化にも役立っています。
BB47
今回のエモンダから、ドマーネに採用されていたBB47規格となっています。今までのトレックのロードバイクに採用されていたBB90に比べ、整備性と耐久性が上がりました。また、剛性も上がり、キビキビした気持ちの良いペダリングを実現しています。
プロジェクトワン
エモンダSLRは、全てカスタムオーダーの「プロジェクトワン」にて注文となります。またフレームセットでのオーダーも可能です。
好みのカラーやコンポ・ホイールのグレードなどを選ぶことができます。また、ステム・ハンドル・クランクの長さなども変える事ができますので、後々サイズが合わない!などの理由でパーツを買い替える必要が無くなります。
こちらのサイトで、好みのカラーのイメージ確認、パーツの変更、価格などを確認できます。 Project One
エモンダSLRのグレードについて
エモンダSLRの後についている数字はコンポーネントのグレードを表しています。
6→アルテグラ
7→アルテグラDi2
8→デュラエース
9→デュラエースDi2
ちなみに、
6etap→SRAM Rival etap AXS
7eTap→SRAM Force eTap AXS
9eTap→SRAM Red eTap AXS
となっています。
例えば「エモンダSLR9ディスク」ですと、コンポーネント:デュラエースDi2となります。
こんなあなたにおすすめ
「エモンダSLR」は、トレック史上最速・最軽量のロードバイクであり、驚異的なパフォーマンスをもたらすテクノロジーを満載するバイクです。
「エモンダSLR」は旧モデルと比べて、勾配8%の坂を1時間で18秒も短縮します。平坦ではなんと60秒短縮します。蔵王ヒルクライムは平均勾配が約8%ですので、タイムが1時間位の方は「エモンダSLR」でチャレンジすると18秒も短縮する計算です。
最高峰のバイクが欲しい方、Trek-Segafredoのプロたちと同じバイクが欲しい方、最高のパフォーマンスを体感したい方におすすめです。また、レースで結果を出したい方にもおすすめです!
フレームスペック
フレーム Ultralight 800 Series OCLV Carbon, Ride Tuned performance tube optimization, tapered head tube, internal routing, DuoTrap S compatible, flat mount disc, 142x12mm thru axle
フォーク Emonda SLR full carbon, tapered carbon steerer, internal brake routing, flat mount disc, 12x100mm thru axle
完成車重量
組み合わせるコンポーネント・ホイールなどで変わりますが・・・
(エモンダSLR9ディスク)重量 56 – 6.72 kg / 14.82 lbs
(エモンダSLR7ディスク)重量 56 – 7.18 kg / 15.84 lbs
体重制限 このバイクの重量制限(バイク本体、ライダー、装備含む)は275ポンド(125kg)です。