ロードバイク本体以外に用品が必要なの?
ロードバイクを購入しよう!と考えた時に、ロードバイク本体の他に一緒に揃えなくてはならない用品があることをご存知でしょうか?一般車(ママチャリ)は、ライト・鍵・スタンドなどがついているので、さらに自転車用品を買う必要はあまりありませんでした。
また、必要な用品があることは知っていたが、何が必要か分からない、という方も多いのではないでしょうか?
自転車用品は、ロードバイク購入時、最低限必要な用品を揃え、ロードバイクに乗りながら、必要に応じて用品を揃えていく、というのが一般的です。
しかし、ロードバイクの使用目的によって、必要な用品は変わってきますし、用品の種類も変わってきます。
そこで、ここからは最低限必要な用品を紹介していきます。
自転車に乗るために最低限必要なもの
ペダル
ロードバイクは通常ペダルが付属になりませんので、ペダルが必要になります。シューズとペダルを固定できるビンディングペダルか、スニーカーなどでも乗れるフラットペダルになります。
最初はフラットペダルで、慣れてきたらビンディングペダルという方が多いですが、最初から練習してビンディングペダルを使いたい、という方もいます。
サイクルストアファーストでは、納車時などに、ローラー台に自転車をセットしてビンディングペダルのつけ外しの練習も可能です。
ちなみに、ビンディングペダルの場合は、シューズも必要になります。
フロントライト・リアライト
ライトは夜間走行時や、日中でもトンネルなどに入ると必要になります。
リアライトは、リフレクターがついていれば法律上は無くても大丈夫です。しかし、リフレクターとリアライトでは、自転車走行時の周りの車や歩行者などのアピール(目立ち方)が全く違ってきます。
また、トレック・ボントレガーでは、安全のため日中でもライトをつけるディライトを推奨しています。日中もライトを点灯すると自転車の衝突事故を33%減少させる、というデータもあります。
ベル
ベルもロードバイクに付属になっていないので、用意する必要があります。
道路交通法では、自転車にベルをつけなくてはならないことになっており、「警笛ならせ」の標識があるところでは、ベルを鳴らさなくてはなりません。
安全のために必要なもの
ヘルメット
ロードバイクは一般車(ママチャリなど)に比べスピードもでますし、長い距離乗ることができますので、自転車に乗っている時間も長くなります。そのため、転んだり事故に遭った場合などの身体や頭のダメージも大きくなります。
2023年4月からは、自転車に乗る際はヘルメットの装着義務となりました。
また、ヘルメットは直射日光から頭をまもり、またヘルメットの中に風が入りやすい設計になっていますので、熱中症対策としても有効です。
ヘルメットを選ぶ際は、安全性と被ったときのフィット感などが重要ですので、実際に被って選びましょう。
グローブ
スポーツ自転車用のグローブは、手のひらにパッドが入っていて、長時間自転車に乗っても、手に振動が伝わりにくいようになっています。
その他に、転んだ時に手を保護する役割もありますので、安全のためにグローブを装着しましょう。
盗難防止のために必要なもの
ロック(鍵)
近頃は、ロードバイクの盗難が多くなっています。ロードバイクは高価ですので、使用目的別にロックを選びましょう。
持ち運びが容易なケーブルロックから、若干重いですがケーブルロックよりも安心なチェーンロックなど、いろいろな種類があります。
メンテナンス用に必要なもの
フロアポンプ(空気入れ)
ロードバイクに乗る前に必ず空気圧チェックをしましょう。
パンクのほとんどの原因が空気圧不足だといわれています。適正空気圧を保っていると、パンクするリスクがグッと減ります。
また、ママチャリの空気入れはロードバイクには対応していません。
ママチャリに比べ、まず空気の入れ口のバルブの種類が違います。バルブには、英・仏・米、と3種類あり、ロードバイクはほとんど仏式バルブとなっています。
次に、空気圧が違い、ロードバイクはタイヤによって違いがありますが、7~8気圧の高圧で入れますので、高圧でいれられるポンプが必要になります。また、気圧を管理するため、メーターのついているポンプが必要になります。
チェーンオイル・チェーンクリーナー
ロードバイクに限らず自転車はチェーンにオイルを差す必要があります。
実際、オイルを差さなくても自転車に乗ることはできますが、オイルの差していないチェーンで走行を続けると、チェーンの伸びが早まったり、スプロケットやチェーンリング(クランクの歯)などを削っていきます。そのため、交換時期が早まり、トータルでのコストが大きくなってしまいます。また、ギア類の回転も悪くなってしまい、ペダルを踏んだ時の抵抗となってしまいます。
また、自転車にのっていると、チェーンに土やほこりが付いたり、油汚れで黒く汚くなってきます。この状態でも、チェーンやスプロケ・チェーンリングなどを傷めますので、チェーンクリーナーで汚れを落としてから、チェーンオイルを塗る、というのが良いです。
メンテナンススタンド
自宅でのロードバイクの保管や、チェーンに油を塗ったりするために、自転車を固定するメンテナンススタンドがあると便利です。
この他に必要なもの
パンク修理キット
パンクのリスクに備え、替えのチューブ・タイヤレバー・携帯ポンプを持っておくとよいです。パンクをした場合、チューブ交換でまた走り出すことができます。
ボトルケージ&ボトル
水分補給は必須です。ちょっとした距離を乗るとしても、ロードバイクは結構な運動となりますので、まめに水分補給をしましょう。
喉が渇くまえに水分を補給するのが良いといわれています。
アイウェア(サングラス)
紫外線やほこり・砂などから目を保護するために必要です。また、自転車用アイウェアは、早い速度で使用することを前提に設計されているため、風が巻き込みにくくなってたり、ヘルメットをかぶったときに、サングラスの耳に当たる部分が気にならないようになっていたりします。
長時間乗る場合
サイクルジャージ&パンツ
身体にフィットする設計ですので、風のバタつきをおさえ、適度な着圧(ウェアにもよりますが)によって、長時間でも疲れにくくなります。また、パッド入りのサイクルパンツは、お尻が痛くなりにくいので長距離走行では必須といえます。
サイクルコンピューター
ペース管理や効率の良い運動をするために必要です。最近はスマホのアプリでもサイクルコンピューターとして使う事もできますが、ロードバイクは2~3時間、長いと一日中乗っていたりしますので、スマホではバッテリーが持たなかったりします。
最後に
ここで紹介した、最低限必要な用品の金額は約30000円~35000円です。ロードバイク本体にプラス30000円位で考えるとよいかと思います。
また使用目的に応じて用品の種類も変わってきます。例えば、通勤で帰りは暗いなか自転車に乗る場合は、明るいライトが必要です。また、競技としてレースに出るために練習したい、という方は、スピードや距離以外に、ケイデンス(足の回転数)や心拍数・パワーなどの情報量の多いサイクルコンピューターが必要になってきます。
最初は金額を抑えて、と機能より価格優先にしてしまうと、後々必要に応じて買い替えなくてはならない、なんてことも良くありますので、使用用途を考慮して選ぶ必要があります。
サイクルストアファーストでは、皆様の使用用途や予算に応じて、自転車用品のご提案もさせていただいております。どんなことでもお気軽にご相談ください。