人気のクロスバイク・トレックFXシリーズ
街乗りや自転車通勤を軽快にこなすクロスバイク、ちょっとしたサイクリングにも最適で、中でもトレックのFXシリーズは指名買いされる方も多い人気のクロスバイクです。
トレックの”FX”は、「フィットネス」「エクササイズ」という意味が込められており、単なる日常の移動を積極的なフィットネス「運動」に変えてしまう魅力を持っています。
FXにはフレーム以外のパーツの違いによりFX3・FX2・FX1と3タイプが存在し、さらにFX3・FX2にはノーマルブレーキモデルの他にディスクブレーキモデルがあります。ディスクブレーキは昨年あたりからクロスバイクにも本格的に採用されることが多くなり、実際に店頭でもディスクブレーキについて質問されるお客様が多くいらっしゃいます。
今回はFXシリーズの中でも特に人気の高いFX3とFX2と、ディスクブレーキモデルの特徴とメリット・デメリットを説明します。クロスバイク選びに悩んである方の参考になれば幸いです。
トレック FX3 / FX3 ディスクの特徴
<トレック FX3 ディスク>
トレックのクロスバイクの中で最も人気の高いモデルがFX3です。
カーボン製のフロントフォークや専用のハンドルバー・グリップを採用して振動吸収性を高めていますので、日常から週末のサイクリングなど快適に乗ることができるバイクです。
トレック FX2 / FX2 ディスクの特徴
<トレック FX2 ディスク>
FX3と共通のフレーム本体ながら、フロントフォークをアルミ製にして、変速機など(コンポーネント)のグレードを抑え、お求めやすい価格にしたモデルがFX2です。短めの通勤・通学やショートサイクリングメインで購入価格を抑えたい方に最適です。
ノーマルブレーキとディスクブレーキの比較
<左:トレックFX3ディスク / 右:トレックFX3>
FX3・FX2にはノーマルブレーキモデルの他にディスクブレーキモデルがあります。まずはノーマルブレーキとディスクブレーキの構造や特徴について説明します。
ノーマルブレーキ(Vブレーキ)の特徴
<FX3 ノーマルブレーキ>
ノーマルブレーキ(Vブレーキ)について FX3・FX2のノーマルブレーキは、V(ブイ)ブレーキと呼ばれ、数年前までのマウンテンバイク、現在のクロスバイクの多くの車種に採用されているブレーキシステムで、逆ハの字形にひらいたブレーキアームが、アルファベットの『V』に似ていることからVブレーキと呼ばれました。
このブレーキアームをワイヤーで引っ張ることで、ゴム製のブレーキシューをホイールリムに押し当ててブレーキをかける仕組みです。
ノーマルブレーキ(Vブレーキ)のメリット
- ディクスブレーキに比べ部品点数が少ないため軽量でメンテナンスがしやすく、パーツの価格も安価。
- 車載時やパンク時など前後輪を外す場合に、ディスクブレーキほど取扱いに注意しなくてよい。
ノーマルブレーキ(Vブレーキ)のデメリット
- リム部の汚れや歪みなどでブレーキの効きが悪くなる。
- 雨天時などリム部が濡れるとブレーキの効きが悪くなる。
- ブレーキの度にブレーキシューはもちろん、ホイールのリム側も摩耗していく。
ディクスブレーキの特徴
<FX3 ディスクブレーキ>
ディスクブレーキはホイールについている円盤型のディスクローターをブレーキキャリパー内のブレーキパッドで挟み込んでブレーキをかける仕組みです。
ディスクブレーキはマウンテンバイクのほとんどのモデルに採用され、クロスバイクにも採用されるモデルが増えてきました。またロードバイクでもディスクブレーキ採用モデルが急に増えてきました。
ディスクブレーキのメリット
- ブレーキレバーを軽く握る位でカチッと効く。
- 雨天時などでも制動力が落ちにくい。
- リムでブレーキをかけないので、リムを傷めない。
ディスクブレーキのデメリット
- ノーマルブレーキと比較して価格が若干高い。
- ノーマルブレーキと比較して僅かに重たい。
- 車載時など前後輪を外す場合、取扱いに少し注意が必要。
バイク重量比較
トレック FX3 ディスク | トレック FX2 ディスク | トレック FX3 | トレック FX2 |
12.04kg (Mサイズ) | 12.8kg (Mサイズ) | 11.38kg (Mサイズ) | 11.68kg (Mサイズ) |
78,000円 (税別) | 60,000円 (税別) | 72,000円 (税別) | 57,000円 (税別) |
FX3とFX2では搭載されるディスクブレーキが異なる
FX3ディスクとFX2ディスクでは、搭載されるディスクブレーキも異なり、FX3ディスクはシマノ製油圧ディスクブレーキ、FX2ディスクはテクトロ製油圧ディスクブレーキを搭載しています。そのため、ディスクブレーキ搭載に伴う車重と価格の変化も異なります。
重量による走りの違い
フロントフォークやコンポーネント、タイヤの違いもあり基本的に、FX3のほうがFX2より軽量です。ブレーキ自体の重量の違いはFX3で約700グラム、FX2で約1,100グラムの違いがあります。しかし実際に走ってみると、ホイールリムの重量がディスクブレーキモデルのほうが軽量に作られている影響で、走りの軽さという点でディスクブレーキモデルが重く感じることはありません。
まとめ
ノーマルとディスクブレーキどちらがおすすめ?
ディスクブレーキは若干高価であることを除けば、メリットが大きく更に主流となっていくであろうブレーキシステムです。
FX3ディスクとFX2ディスクに使われている油圧ディスクブレーキは、ノーマルブレーキや機械式ディスクブレーキと比較してメンテナンスフリーという嬉しいメリットもあります。(他のブレーキと同様に初期点検や1年点検など定期点検は必要です)
雨天時でも制動力が落ちない、ブレーキレバーを軽く握ることが出来る、ブレーキの効きが良いなど街乗りや自転車通勤でもディスクブレーキのメリットは多く、サイクルストアファーストでもディスクブレーキをおすすめしています。
FX3とFX2どちらが良い?
FX3とFX2のどちら?という場合は、通勤・通学の距離が短い(目安として5km以内)場合や普段短い距離のみに使用する方はFX2でも良いかもしれません。
しかし、通勤・通学の距離が長い(目安として5km以上)場合や、サイクリングやフィットネスなど運動として長い距離・長い時間乗る場合はFX3の方が快適です。
試乗して確かめよう
サイクルストアファーストには、FX3(ノーマルブレーキ)とFX2 ディスクの試乗車をご準備しております。実際にディスクブレーキとノーマルブレーキの違いをご体感ください。
大事なフレームサイズ選びも当店におまかせ
トレックのクロスバイクの中でも、いろいろなモデルがあり、さらにブレーキの違いがあり、どのバイクを選べば良いのか分からない!という方も多いかと思います。
最適なバイク選びは、まず使用用途を考えて選んでいきますが、予算はもちろん、好みのカラーも考慮する必要もあります。
更に、お客様ひとりひとりの体型(身長や手足の長さ・柔軟性など)によってバイクのフレームサイズも変わります。
サイクルストアファーストでは、お客様ひとりひとりの最適なバイク選びのお手伝いをさせていただいております。どんなことでもお気軽にご相談ください。
最適なバイクを選んで、楽しいサイクルライフを送りましょう!