自分で出来るスポーツバイク簡単メンテナンス

メンテナンスって必要なの?

クロスバイクやロードバイクなどスポーツバイクを購入した後、メンテナンスしていますか?調子が悪くなったら自転車屋さんに持っていくから大丈夫、と考えていませんか?

もちろん、調子が悪くなったら自転車屋さんで見てもらう、というので間違い無いのですが、ほんの少し簡単なメンテナンスをしていただくと、調子悪くなる頻度がグッと減りますし、消耗部品の交換時期も長くなったりします。

そこで、これから簡単にできるメンテナンスを紹介します。が、その前に・・・。

メンテナンスをする時にこのようなスタンドがあると便利です。

メンテナンススタンド。いろいろ種類がありますが、ホイールを回転できるものが良いでしょう。車体を拭いたり、チェーンの手入れにあると便利です。

空気を入れる

当たり前のこと、と思われるかもしれませんが重要なことです。

スポーツバイクは、一般車(ママチャリ)に比べ、タイヤが細く、高圧で空気を入れます。そのため、空気の抜ける量が多くなります。そこで、マメに空気圧管理をしていただく必要があります。

自分の自転車の空気圧を調べる

空気圧はタイヤによって違い、タイヤのサイドウォールに空気圧が書いてあります。

こちらのタイヤの空気圧は、90-125PSI/6.2-8.6BAR/620-860kPa

自転車に乗る頻度・距離によりますが、基本は自転車に乗る前に空気圧チェックをして、減っていたら空気を入れる、という感じです。ですので、フロアポンプを持っていない方は準備しましょう。PSI/BAR/kPaというのは単位です。ご自身のフロアポンプの目盛りに書いてある数値に合わせてください。

ちなみに、一般車とスポーツバイクでは、バルブ(空気の入れ口)の種類が違います。また空気圧管理のためメーターのついたポンプが必要です。そのため、一般車に使っているフロアポンプでは使えないことがあります。

自転車をキレイにする

 

サイクリングや通勤・通学など、自転車に乗った後は自転車をキレイにしましょう。

室内保管している方は当たり前にやっているかと思いますが、自転車をキレイにすることによって、自転車の状態を確認でき、トラブルを未然に防げる場合もあります。

フレームに付いたほこり、ボトルからこぼれたドリンクなどをキレイに拭きましょう。

濡らしたウエスなどでフレームを拭くのも良いですが、当店では、ワコーズ フォーミングマルチクリーナーをおすすめしています。泡を吹きかけると、フレームについたほこりなどの汚れとの間に入り込み、汚れが浮き上がった状態をウエスで拭いていきます。そうすることでフレームの痛みを最小限に抑えながらキレイにすることができます。

この時に、フレームの傷やクラック(ひび割れ)が無いか確認します。

さらにワコーズ バリアスコートでコーティングすると、次回からの清掃がかなり楽になりますのでおすすめです。

ワコーズ バリアスコートの詳細はこちら

 

次にタイヤを拭きます。拭きながら、タイヤに小石やガラス片など刺さっていないか確認します。刺さっていたら、取り除きます。この作業でパンクのリスクをグッと減らせます。

チェーン洗浄&注油する

注油する前に、チェーンが黒く汚れているかと思いますのでキレイにします。汚れた状態のチェーンに注油をしても効果はあまりありません。チェーンの汚れは、油に付いた土やほこりのほか、チェーンやギア類が擦れて出た鉄粉です。その上に注油してもチェーンやギア類の抵抗になることは変わらないのです。

キレイにする方法はいろいろありますが、当店ではチェーンクリーナーとフォーミングマルチクリーナーを使ってキレイにして聞く方法をおすすめしています。

そして、キレイな状態で注油していきます。注油したら余分な油をふき取りましょう。

チェーンのコマにオイルを差していきます。チェーンを1周分オイルを差したら、余分な油をふき取ります。

チェーン洗浄&注油の頻度は、乗る距離やチェーンオイルの種類にもよりますが、2~3週間に一度くらいです。走行距離で100km~200km位が目安です。また、雨の日の走行後もチェーン洗浄&注油をしましょう。

この作業によって、チェーンやギア類の消耗・劣化を抑え、交換時期を遅らせることができます。

ちなみに、注油するオイルは自転車用のチェーンオイルを使用しましょう。潤滑剤を使用されている方もいらっしゃるかもしれませんが、粘度が低くすぐ流れてしまい、チェーンにさすオイルには向きません。また、チェーンオイルにはいろいろな種類があります。使ってみて自分に合っているオイルを探す必要はありますが、ある程度自転車の使用用途でオイルを選ぶことができます。サイクルストアファーストでご相談いただければ、最適なチェーンオイルをご紹介いたします。

最後に

初回点検・1年点検などの定期点検は必要ですが、空気を入れる・自転車を拭く・チェーン洗浄&注油の簡単なメンテナンスをやっていただけると、そんなにトラブルはないかと思います。このメンテナンスで、パンクのリスクを減らせますし、チェーンやギア類のトラブルも少なくなります。

また、サイクルストアファーストでは洗車調整をやっています。洗車調整は、自転車を丸洗いし、各部注油して、自転車全体を点検しながら調整する作業です。簡単なメンテナンスをやりながら、1年に1~2回の頻度で洗車調整で自転車をお預けいただければ、ある程度新車の状態・良い精度の状態を保つことが可能です。

簡単なメンテナンスのやり方やメンテナンスに必要な用品など、分からないことがあればサイクルストアファーストにてお気軽にご相談ください。

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